羽釜ご飯

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羽釜ご飯

数年前、勤めていた職場で倉庫に眠っていた羽釜を譲り受けてから、我が家では毎回羽釜でご飯を炊いている。

羽釜ご飯2

しっかりと浸水させたお米を強火で火にかけてから約10分、釜の中のお湯が沸騰すると蓋がカタカタと揺れ始め、釜と蓋の隙間から噴き出してくる湯気と共にご飯の甘い香りが少しずつ漂ってくる。ぶくぶくと音を立てながら出てくる白い泡を眺めている時間がとても落ち着く。「赤子が泣いても蓋とるな」と昔から言われるように、火を止めてからの10分間は蓋を取らずにしっかりと蒸らすことでお米全体に水分が均等に行き渡り、ご飯がぐっと美味しくなる。

羽釜ご飯3

羽釜で炊いたご飯は蓋を開けるといつも艶々で、甘みが強く香りも良い。

ご飯が炊き上がるタイミングに合わせて焼き魚と甘い卵焼きを焼き、お味噌汁に納豆、副菜を用意する。
最後に炊きたてほかほかのご飯をお茶碗に盛り、食卓へ。
私の中での最高に贅沢な朝ごはん。

羽釜ご飯

炊飯タイマーが無いのがたまに不便だなと思うことはあっても、やっぱり羽釜炊きは辞められない。

明日は炊きたてご飯でピリッと辛いカレーにしよう。