料理と器

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料理と器

献立を決める時、使いたい器をベースにその日のメニューを考えることが結構ある。

蒸し暑い夏の日はガラスの平皿に合うカルパッチョ、片口の土ものの器には汁まで楽しめる肉豆腐。盛り付ける器によって料理はガラッと表情を変える。

料理と器2

ちょっとした副菜でもその色や量にマッチするバランスの良い器に盛り付けることで料理が生き生きするし、なんだかワンランクアップして見えて気持ちが良い。

料理と器3

少し角が欠けてしまったお気に入りの器も、金継ぎをして生まれ変わらせることでそれもまた味となり益々愛着が湧いて来る。

「視覚」「味覚」「嗅覚」など料理は五感で楽しむと言われるが、驚くことに食事の際に味覚が占める割合は1割以下で、約9割が視覚らしい。

食べ終わった後の「美味しかった」と同じくらい、料理を最初に見た時の「美味しそう」は大事だなぁと思う。

料理と器4

そろそろ夏が来る。涼しげなガラス皿や青磁が活躍しそうだ。