梅仕事

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梅仕事

梅雨入り近くになると店頭に並び始める青梅。梅雨は嫌いだけど、綺麗な薄緑色の青梅を見ると毎年テンションが上がり、梅仕事がしたくなる。梅酒、梅味噌、梅ジャム、今まで色々作ったけれど、今年は今まで手を出したことのなかったカリカリ梅に挑戦することに。個人的にはしょっぱいのよりも甘酸っぱいのが好みなので、今回は砂糖入りのレシピにチャレンジ。

梅仕事

調べてみると、なにやら卵に入っているカルシウムが梅の軟化を防いでくれるようで、梅をカリカリにするには卵の殻が必要とのこと。殻を鍋で2分ほど煮沸したら中の薄皮を剥がして天日干しにする。毎日朝から庭で鳴いている鳥達にさらわれないか見張りつつ、なんとか天日干し完了。

梅仕事

洗った梅を塩水に漬けて3時間ほどアク抜き。梅仕事の中でも一番好きな瞬間。たっぷりの水にぷかぷか浮かぶ梅たちが気持ち良く水風呂に入っているようで、見ていてとても気分が良くなる。

梅仕事

アクが抜けたら梅を半分に割り種を取り除くのだけど、これがなんとも重労働。実と種がしっかりとくっついているので、スプーン等でグリグリ剥がしながら一つ一つ種を取り出していく。来年こそは梅割り器なる便利な道具を買おうと誓いつつ、やっとの思いで1キロ分の梅から種を取り出し完了。ここまで来ればあとはこちらのもの。梅と砂糖を交互に、途中でガーゼに包んだ卵の殻を瓶に詰め、1週間ほど冷暗所で待つのみ。

梅仕事

毎日瓶をゆすって砂糖を溶かす度、完成が待ち遠しい。あぁ早くカリカリポリポリの甘酸っぱい梅を食べたい!