暗室

暗室(昭和 54 年)
暗室(昭和 54 年)

私は小学生のころから暗室が大好きで、現像液に浸した白い紙から、画像が浮き出てくるのを「なんて不思議だ、まるで魔法を見ているようだ」と、飽きもせず見ていました。暗室は面白いところだと思い始めたのです。
暗室は定着液に使う酢酸のすっぱい匂いに、現像液のアルカリの匂いが混ざって、独特の匂いがしていました。長じてから、覆い焼き、焼き込みの技術を習得し、得意わざにしていました。
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写真に携わって

ここまでの私の人生を振り返って考えますと写真に携わって来て本当に良かったと実感しています。好きな仕事をしながら生活したいというのが、高校生ごろからの夢でした。例えば、絵描き・音楽家・小説家などは自由があって理想的人生だと憧れていました。

大卒後、私は写真の道に入ったのですが、写真も似ているところがあります。今までの人生を振り返ってみて、「写真」で正解だったと思っています。
らかんは、受付から始まって、美容・着付・撮影・そして製作、仕上げ、などものづくりに携わり、そしてお客さまに喜ばれながら、安定した生活が得られます。そんならかんは「いい会社」と言えると私は思います。

写真づくりのような「いい仕事」は世の中にそう沢山は無いと思います。これは実感です。これからも、みんなで力を合わせて、理想的な仕事である「写真づくり」を続けていきたいと思います。

鈴木育男 写真展&講演会レポート

2018年10月30日〜11月25日に開催された、
らかんスタジオ会長 鈴木育男 写真展「なつかしの昭和時代」&講演会
の様子をご紹介致します。

会場の1階では写真展が開催されており、同じ建物のホールで講演会が行われました。吉祥寺のお話はもちろんのこと、アメリカに敗戦したことがはっきり分かる英語の標識の写真や学生運動などの緊迫した場面などの戦後の日本の姿から現在では見ることのできない花嫁さんの列のような大衆文化の写真まで、実際に会長が撮影をした時のエピソードを交えながらのお話は、大変貴重で興味深いものばかりでした。 “鈴木育男 写真展&講演会レポート” の続きを読む

鈴木育男写真展『なつかしの昭和時代』

お嫁入り風景 昭和32年

鈴木育男は、写真館「らかんスタジオ」の二代目として経営を続ける傍ら、街の風景を撮影してきました。60年以上前から継続的に撮り続けている地元・吉祥寺を写した作品は、街の変遷をたどる貴重な資料となっています。

本展では、当時、写真学生だった鈴木育男が撮影した、昭和30年前後の東京など、街の風景や人々を写した写真約80点をご覧いただきます。
子育てをしながらお店を切り盛りする女将さん、ご近所の人に見守られながらの嫁入り風景、ふんどし姿で神輿を担ぐ男たち。戦後の混乱から復興しつつある時代に、雑然とした中で再び活気を取り戻していく街の様子と、苦しい生活の中でも前を向いて生きる人々の姿が印象的に写しとめられています。
昭和ならではの人と人との繋がりが感じられる心あたたまる写真を展示いたします。

【所在地】
〒102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCII一番町ビル/JCIIビル


【アクセス】
東京メトロ ◎ 半蔵門線半蔵門駅下車④番出入口より徒歩 1 分
東京メトロ ◎ 有楽町線麹町駅下車③番出入口より 徒歩 8 分
都営バス ◆ 都03(四谷駅-半蔵門-日比谷-銀座四-晴海埠頭)
都営バス ◆ 宿75(新宿駅西口-東京女子医大前-四谷駅前-半蔵門-三宅坂)
半蔵門停留所下車 徒歩4分


* 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
* JR東京駅からは、東京メトロ◎丸の内線東京駅→大手町駅にて◎半蔵門線に乗り換えると便利です。


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