物事をあるがままに見ているつもりでも、実はある種の「レンズ」を通して見ている。
人間力という言葉を耳にすることが増えてきました。人間力は英語で「human skills(ヒューマンスキルス)」と言われ、辞書には「主にビジネスの場において必要とされる,対人関係についての能力の総称。人材育成能力や交渉能力など。」と書いてあります。確かに間違いではありません。現代社会において、対人関係についての能力はとても重要です。しかし、私はそれだけでは不足だと思っています。
そこで、らかんスタジオでの人間力とは「真摯であること」と定義しました。それには理由があります。いまの世の中は、上辺だけの付き合い、形だけの関係がとても多くなってきています。例えば、「格好良く挨拶をしているようでも、実は心がこもっていない。」なんていう人はざらです。すべてとは言いませんが、その典型が「お疲れ様で~す」とか、夜なのに「お早うございます」です。また、お客様からたびたび指摘を受ける「気が利かない(説明不足)」というのも、実は「上辺だけ」の接客になっているから起こってしまうと感じてます。