人生のレンズを変えてみよう -1-

物事をあるがままに見ているつもりでも、実はある種の「レンズ」を通して見ている。

人間力という言葉を耳にすることが増えてきました。人間力は英語で「human skills(ヒューマンスキルス)」と言われ、辞書には主にビジネスの場において必要とされる,対人関係についての能力の総称。人材育成能力や交渉能力など。」と書いてあります。確かに間違いではありません。現代社会において、対人関係についての能力はとても重要です。しかし、私はそれだけでは不足だと思っています。

そこで、らかんスタジオでの人間力とは「真摯であること」と定義しました。それには理由があります。いまの世の中は、上辺だけの付き合い、形だけの関係がとても多くなってきています。例えば、「格好良く挨拶をしているようでも、実は心がこもっていない。」なんていう人はざらです。すべてとは言いませんが、その典型が「お疲れ様で~す」とか、夜なのに「お早うございます」です。また、お客様からたびたび指摘を受ける「気が利かない(説明不足)」というのも、実は「上辺だけ」の接客になっているから起こってしまうと感じてます。 

1986 年11月に撮影したマンハッタン。ブルックリン側から撮影。 今はなきワールドトレードセンターがそびえ立っている。カメラは ニコン、フィルムはフジクローム、三脚を使用、露光時間は 30 秒ほど。 フィルムは Reciprocity(相反則不軌→ 1 秒以上の長時間露出だと実 効感度が低下する現象)が起き、露光時間を長くしないと適正露光 を得ることができない。しかも、フィルム毎にその現象は違う。