人生のレンズを変えてみよう -3-

人は、物事をあるがままに見ているつもりでも、実はある種の「レンズ」を通して見ている。

今日のお題は「そのレンズを考える」です。

現代(ここ100年)は、成功が大切で、成功は、個性、イメージ、行動、スキルなど、人間関係をスムーズにするテクニックが多くなってきています。よく聞く言葉では、「成功は態度で決まる」「笑顔は友達を作る」「念ずれば道は必ず開かれる」などのうたい文句です。そんなレンズが僕らには形成されているのです。よく考えてみると上辺だけの言葉に感じませんか?

しかし、100年以上前はどんなレンズが形成されていたでしょうか? 古い文献には以下のような言葉が多く出てきているようです。「誠意、謙虚、誠実、勇気、正義、忍耐、勤勉、節制、黄金律などが成功の条件」 これらは、総称して「人格主義」と呼ばれています。こちらは、とても重厚で深い感じがしませんか?

前者は、問題対処、後者は問題解決、とも言い換えることができます。また、前者は、損得、後者は、善悪、という考えにもつながります。僕は決して近代のレンズがダメだとは言いません。見かけや笑顔は大切です。しかし、軽い上辺だけの生活レベルより、より深く内側から立派な人生を送ることができる「人格主義のレンズ」を持つことがより重要で先決と考えます。その上で、笑顔で意思疎通が図れるのなら、ひとつ上の生活レベルに変化してゆけると考えています。皆さんはどう思いますか? 是非、考えてみましょう。

写真のジェットコースターは、20年近く前に子どもたちと行った遊園地で撮影した写真です。子どもたちは水しぶきの怖くないタイプ(右)で、大人は恐怖満点のタイプでした。大 人も子供もあのワクワク感はたまりません 。人生も乗って良かったと思える挑戦を是非!