普段は忘れているのに、ふと思い出すとじわじわと食べたくなってくるナポリタン。気取っていなくていつ食べてもしみじみ美味しい。たかがナポリタン。されどナポリタン。
昨日テレビで見た喫茶店特集に影響されて、今日は久々にナポリタンが食べたい気分。お昼ご飯までまだ時間があったのでバットに張った水にパスタを漬けておく。こうすると生麺のようなもっちりした麺に仕上がる上に、茹で時間も短く済んで一石二鳥。パスタ料理はなんだか具材をあれこれアレンジしたくなるけど、個人的にナポリタンはオーソドックスが一番だと思っているので具材はシンプルに玉ねぎ、ソーセージ、マッシュルーム、ピーマン。何も足さず、何も引かず。
野菜は炒め過ぎず程良くシャキシャキ感が残るように、ケチャップはフライパンでしっかり炒めて酸味を飛ばし、コク出しのバターも忘れずに。このポイントさえ抑えていれば絶品ナポリタンが完成する。
作っていると改めてカロリーと塩分の多さに気付かされるけど、ナポリタンを食べる日はそんなことは気にせず、というよりは見て見ぬ振りして大好きなソーセージはたっぷり、ケチャップもガツンと入れて濃厚に仕上げる。お皿に盛り付けた出来立てナポリタンの上から粉チーズもふんだんに振りかけちゃうのだ。
大口を開けて熱々のナポリタンをハフハフ口に運ぶ度に甘酸っぱいケチャップの味とソーセージの旨味、野菜の甘味も全部が麺とねっとり絡まって、食べ進めるごとに食欲が沸いていく。背徳感を感じながら食べる高カロリーご飯はどうしてこうも美味しいのか。気づいたらあっという間に完食!
やっぱりナポリタンはしみじみ美味しい。