1926年4月、らかんはニッポン・カメラ・クラブを組織し、アマチュアを対象に、主として得意の絵画調写真の指導に当った。
翌1927年1月には、101丁目の自宅スタジオを会場にして、第1回の作品展を開いている。
『働く人たち』が10数名会員になっていて、それぞれいいカメラを持っていたということである。
会員の氏名や作品についての記録は明らかではないが、展覧会の案内状やマークの図案が残されていて、意気込みが感じられる。
ニッポン・カメラ・クラブは、1930年、帰国の頃まで続いたようである。