100年の足跡 <7:コンピューター、デジタル時代•••>

写真スタジオで証明写真やポートレイトを撮影するよりもアマチュア対象でフィルムやカメラ販売やDPE作業の方が忙しく、安定した営業がしばらく続きました。

1992年アメリカの写真大学で最新知識を学んだ長男観が帰国してきました。時代はデジタル写真撮影とコンピューター顧客管理の幕開け時代でした。その頃日本ではそのような最新技術で営業している人はほとんどいませんでしたが、息子観のやる気と信念を信じて、盛業中の写真材料店をきっぱりやめ、デジタル写真撮影専門のスタジオに切り替えたのです。

当初は、データーサイズが小さく思うような発色が得られなかったり、印画紙との相性が合わなかったりいろいろ苦労がありましたが、ひとつづつクリアし、さらには撮影技術や接客術の向上研究を徹底し、お客さまの全幅の信頼を得るまでに成長してきました。