写真左手の公園通り(吉祥寺通り)に野村證券、その先に東急百貨店が見えているのでどの辺りを撮影したか位置がわかると思います。
中央部分には、太平信用金庫、横田不動産、春木屋時計店、小美濃京染店、釜屋金物店、ふじや呉服店、真下不動産、近江屋玩具店、北海屋乾物店、春木屋洋品店、高橋金物。もみじや洋装店、吉田布団店、鳥勝、栄喜堂パン。映画館、喫茶店エルザ。ファンキーなどがありましたが立ち退き、この一帯にパルコが建設されることになりました。
そして1980(昭和55)年にパルコが出店したことにより大型店が出揃い、吉祥寺の再開発工事はようやく形がついたと言えると思います。この後も数年はビル建設の槌音が町に響いていました。
思えば昭和44年暮れに駅ビルロンロンが開店して以来十数年、田舎街だった吉祥寺が、近代型都市に生まれ変わり開花する姿をこの目で見られたのは幸せでした。